
品質の向上と
負担の軽減を目指して。
日本のみならず世界各地の自動車産業を支える車載電池。
その基盤を技術で支える社員たちが、日々どのような視点で仕事に向き合っているのか。
生産技術・開発・評価、それぞれの立場から語ってもらいました。

M. S.
生産技術本部
2018年9月入社
既存ラインの生産性向上および不良低減活動、生産プロセス効率化開発を担当

T. S.
生産技術本部
2025年2月入社
新規生産ラインの立ち上げを担当

Y. T.
設計開発本部
2018年4月入社
将来世代(or次世代)向けセルの開発を担当

M. O.
設計開発本部
2022年4月入社
HEVセルの性能評価と顧客対応を担当
まず、皆さんの仕事の具体的な内容について教えてください。
M. S.
量産ラインのトラブル対応や生産の効率化に取り組んでいます。ソフトプログラムの不具合でセンサーが作動しないといった設備の小さなトラブルでも生産全体に影響が出るため、未然に防ぐための対策を行っています。すでに稼働しているラインを少しずつアップデートして、電池1個あたりの生産時間を短縮することで生産性の向上につなげています。
T. S.
モジュールの新規生産ラインの立ち上げを担当しています。受注が決まると、製品の要求事項から生産方法や検査工程を設計し、製造装置メーカーや社内設計部門と連携しながら、作業者の負担が少なく、効率的なラインを構築しています。性能検証や時間検証まで含めて一貫して関わっています。
Y. T.
私は数年後、数十年後を見据えた次世代セルの開発を行っています。新しい材料や技術を検証し、それを電池として成立させられるかを検討しながら、高性能かつ低コストなセルの実現を目指しています。
M. O.
私は開発段階のセルの性能評価と、お客さま対応を担当しています。開発したセルを量産へ移行できるかどうかを判断するため、お客さまの要求スペックに到達しているか、安全基準をクリアしているかどうかの評価を行い、その結果を社内に共有したうえで、お客さまとの定例ミーティングで回答しています。
仕事の中で判断に迷うことはあると思いますが、そんなときは皆さんどんなプロセスで考えていらっしゃるのでしょうか?
T. S.
例えば新規ラインを既存ラインよりも良くする場合、まずは現状を正しく把握することを大切にしています。既存ラインの良い点を整理し、現場の声を聞きながら、どこを改善すればよりシンプルで負担の少ないラインになるのかを考えます。入社してまだ日が浅いですが、自分なりの見方に基づいて案を出し、上司にフォローしてもらいながら最終判断につなげています。
具体的な例でいうと、検査のためにモジュールのハーネスを付け外しする工程では、一回接続するとロックするので、接続解除するには爪でロック部を押し込みながら引きぬく作業が必要になります。1日にこれを何百回と繰り返すと、指や爪に負担がかかるため、横から押すだけですぐに解除できるようなシンプルで負担の少ない作業に落とし込めるか、現場や体験から課題を整理して改善案の実現性を考えています。
Y. T.
私たちは新しい構造の電池開発に取り組んでいるため、想定外の課題が必ず出てきます。例えば、電極の厚みはセルの厚み管理としては意識していましたが、セル構造が違うとその影響が他の要素に及び、内部配置のズレとして表れることがありました。そのような課題に直面した時は一度立ち止まり、「なぜ起きているのか」を整理し、知識が豊富な先輩に相談しながら進めています。
M. O.
私はセルの評価条件の設定やお客さまへの見せ方について悩むことが多いです。評価に関して、過去のデータだけでは判断できない場合もあります。その際は機器メーカーの方と連携して最適な条件を探ります。また、お客さまに提出する資料は、会社の利益に影響するため、自分の判断で進めるのではなく、必ず上司と方向性を確認しながら進めています。こちらが強調したいところを見ていただけるように、グラフで新製品の良い部分を目立たせるなど、いろいろと工夫しています。
M. S.
私が担当しているセルに電解液を注入する注液工程は、安全面での配慮が特に重要です。電解液は非常に取り扱いが難しく、樹脂などを溶かしてしまうので、新たに使用したい部材があっても、使用に耐えられるのかは自分たちで評価しなければなりません。正解がすぐに見つかるわけではありませんが、悩んだ時こそ調べて、知識を蓄積していくことが重要だと感じています。
自分の仕事は社会に役立っていると実感する瞬間があれば教えてください。
T. S.
現時点では、社会に直接貢献している実感はまだ強くありません。まずは現場の方々の負担を減らすことが重要だと考えています。
Y. T.
将来的に、自分たちが開発したセルが車載電池として使われた時、初めて「社会に届いた」と実感できると思います。今はそのための種まきをしている段階です。私たちの成果を基盤技術として確立したいですね。
M. S.
さまざまな設備メーカーと協力しながら不良低減や効率化を進めることで、セルの製造コストが下がれば、最終的にエンドユーザーの負担も軽くなります。そうした積み重ねが社会貢献だと考えています。
ビークルエナジージャパンの技術職キーワード
M. S.
社会貢献
工程を効率化したりコストを低減したりといった日々の努力の積み重ねが、高性能かつ低価格の自動車の生産に結びつくため、社会への貢献度は非常に高い仕事だと思います。
T. S.
現場重視
作業者の負担をできるだけ軽減しようという意識をみんなで共有していることが、働きやすく生産性の高い現場づくりにつながっています。
Y. T.
未来志向
私たちが携わっているような次世代の技術開発に取り組んでいることも、当社の魅力の1つです。
M. O.
人材豊富
電池はさまざまな材料や装置を組み合わせて製造しており、社内外の多様な知見を持つ人材が当社の技術を支えています。








